一軒家の場合、一般的には、「自分の家の両隣と裏側、向かいの家とその両隣」の6軒と言われています。立地条件などでも変わってきますが、今後のご近所付き合いや、引越し時の車の出入りなどでご迷惑をかけることもあるので、可能であれば、区画一帯の方にご挨拶しておくと安心です。自治会などの組合がある場合は、班長さんに相談すると、地域の決まり事に沿ったご挨拶が出来ますね。
マンションやアパートの場合は、自分の家の両隣と、真上、真下の階の4軒へ。しかし、同じ階に住んでいる方とは、これから頻繁に顔を合わせることになりますので、できる限り多くのお宅にご挨拶しておいた方が良いでしょう。
社宅の場合は、今後のお付き合いを考えると、全ての方にできる限りご挨拶されるのが良いでしょう。挨拶がなかった、という印象だけは避けたいですね。上司、先輩がお住まいなら当然、挨拶は必須です。回る順番や挨拶の仕方がある場合もあるので、事前に先輩方に相談をして挨拶回りをすると良いでしょう。
自治会長さんや大家さん、管理人さんなどがいる場合は、そちらにご挨拶しておくこともお忘れなく。
洗濯用洗剤・台所用洗剤・石鹸・ボディーソープ・タオルセットやふきんなどの日用品であったり、日持ちのするお菓子の詰め合わせや、日本茶・コーヒー・紅茶、引越しそばなど、いつもらっても嬉しい実用品が好まれます。かさばるものや生もの、高価すぎるものは避けましょう。
金額の目安は、ご近所様へは300~2,000円程度の品を、大家さんや管理人さんなどには、ご近所様よりも倍額程度の1,000円~5,000円くらいの品を贈ることが多いです。ご家庭にお子様がいて騒音が気になるなど、ご家庭の状況によって御挨拶の仕方も人それぞれです。状況によって使い分けしましょう。
挨拶に伺ったお宅のご家族の方にも名前を覚えてもらいやすいので、挨拶品にのしを付けて、のし下に名前を入れておくのが良いでしょう。その際、包装紙で品物を包んだ上からのし紙をかける『外のし』か、品物にのしをかけてから包装する『内のし』か、のしのかけ方は地域によって変わります。地域の決まり事を、ご両親などにご相談下さい。
水引は紅白の「蝶結び」を使用します。
■引越し前の旧居でのご挨拶にお使いの場合は
『御礼』、『心ばかり』、『感謝の気持ち』、『粗品』、『のし上記載無し(のし下の名前のみ)』、
■埃見舞い(家を建てる時のご挨拶)にお使いの場合は、
『粗品』、『心ばかり』、『ほんの気持ち』、
■引越し後の新居でのご挨拶にお使いの場合は
『御挨拶』、『粗品』と記入します。
■『粗品』にすれば退去の際、埃見舞いの際、入居の際、いずれにも使うことが出来ます。
のし下には引越しをする方のお名前(ご苗字)を記入します。
引越しは何かと物入りな時の為、お相手との関係にもよりますが、新生活に必要な家電などの生活用品や、食器、おしゃれ雑貨など<を贈る方が多くなっております。知人・友人、職場の同僚へ個人でお贈りする場合には5,000円~1万円、弟妹・親戚等の身内には1~3万円程度のお祝いを用意する方が多いようです。現金や金券を贈る場合もありますが、お相手が目上の方の場合、現金や金券をお贈りするのは生活補助の意味合いがあり、失礼に当たるという見方もありますので、避けた方が無難です。
個人宅・企業の事務所双方に共通するお祝いの品としては、鉢植えの花、観葉植物、時計、タオルなどの実用品などが定番です。個人宅には、タオルやティッシュケース、ダストボックス、傘立てといった実用品や、上等なお盆や茶托など高級感のある小さめの調度品などが人気です。しかし、植物は日々の世話が必要ですし、インテリアに関わるものは好みが分かれますので、親しい人であれば、先に好みを聞いてから選ぶのも手ですし、いずれにしても、お相手が困ることのないような品物を選びたいところです。そこで、お相手がお好きな品を選ぶことの出来るカタログギフトも、人気のギフトのひとつとなっております。
贈り物のタブーとしては、「火を連想させるもの」であるライターやコンロ、キャンドルなどといった火を使うものは、火事を連想させるので、新築や引っ越しのお祝いには向かないとされます。また、「壁や柱に穴を開けさせるもの」である、絵画や壁飾りなど、柱や壁に穴を開けないと使えないものも、特に新築の場合はあまり歓迎されませんので、本人の希望でない限りは避けた方が無難です。また、上司へのお祝いには、マットやスリッパなど「踏みつけて使うもの」も“あなたを踏み台にします”という意味になるため避けることが多いようです。
水引は紅白の「蝶結び」を使用します。
のし上は用途によって『御新築御祝』(『祝御新築』)、『御引越御祝』『移転祝』『御祝』などのいずれかを記入します。
のし下には、お祝いを贈る方のお名前を記入します。複数人でまとめてお祝いを贈る場合は、それぞれの方のお名前を記載したり、「有志一同」と記載します。会社などですと、「○○部一同」「○○課一同」などと記載します。
贈り物の金額の目安は、感謝の気持ちの度合いによって様々です。
“ありがとう”の気持ちが伝わるよう、相手様のお好みに合わせた品物を選ぶと良いでしょう。
相手様がお好きに品物をお選びいただける、カタログギフトも人気の贈り物の一つとなっております。
沢山の方にお世話になった場合は、分けられる個包装のお菓子なども人気の品です。
どなたでも必ず使う洗剤などを贈る際は、人によって香りの好みも色々ありますので、ノーマルなものがオススメです。貰った人が使う時に特別な時間を過ごせるように、と気持ちを込めて、普段自分では買わないような上質なタオルを贈るのも、ひとつのアイディアです。
水引は紅白の「蝶結び」を使用します。
のし上はは『御礼』『感謝の気持ち』『心ばかり』『粗品』などを記入します。
のし下には、お祝いを贈る方のお名前を記入します。複数人でまとめて贈る場合は、それぞれの方のお名前を記載したり、「有志一同」と記載します。会社などですと、「○○部一同」「○○課一同」などと記載します。
贈り物の金額の目安は、お詫びの気持ちの度合いによって様々です。
”消え物”とギフトの世界では表現される、あとに残らないものがお詫びの品としては定番です。相手様の好みが分からない時は、分けられる個包装のお菓子や、どなたでも召し上がることの出来る上質なジュースなどがお薦めです。二度と繰り返さない覚悟を伝えることが出来ます。”お茶を濁す”という言葉があるので、お詫びの機会には、お茶よりもコーヒー・紅茶などを選ぶと良いでしょう。それよりもお茶を選びたい、という場合には、地元のお茶を選ぶなど、配慮をしたいものです。地元のおいしいものを飲んで頂きたい、という気持ちが伝わります。
水引は紅白の「蝶結び」を使用します。
のし上はは『御礼』『感謝の気持ち』『心ばかり』『粗品』などを記入します。
のし下には、お祝いを贈る方のお名前を記入します。複数人でまとめて贈る場合は、それぞれの方のお名前を記載したり、「有志一同」と記載します。会社などですと、「○○部一同」「○○課一同」などと記載します。